ガンプラやるドォ~!

いろいろなジャンルのプラモデルの制作日記。日々荒波にもまれる素人モデラー

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【完成写真】HG ザクⅡ REVIVE ホワイトオーガー 

全国5億人のモデラーの皆さん

こんにちは、タイキチです。

 

今日は、先日のシリコーンバリアチッピングの回で登場した

ホワイトオーガーザクの完成写真編です。

 

↓製作過程は以下のリンクから

indoaman.hatenablog.jp

 

本当はシールドに入るトカゲのマーキングが足りなかったりと少々突っ込みどころもありますが、ぜひ作品の雰囲気を感じながら楽しんでみてもらえればと思います!

 

 

 

戦場を駆け回っている描写が多いため、足元の汚しは強めにつけた。

ホワイトオーガーはMS IGLOO2 重力戦線に登場する、エルマー・スネル大尉専用の白いザクである。

特徴的なバズーカの予備弾入れは、プラパイプに縦状にスジボリをし、0.1mmのプラペーパーを巻き付けることで再現した。

機体各所にリベット的に虫ピンを埋め込んだり、プラバンを貼り付けることでディテールアップを施している。

本機にはSマイン(対人地雷)の発射口が機体各所についており、0.3mmプラバンで再現した。

 

以上、みなさんもホワイトオーガー製作してみてくださいね。

 

ではまた~

 

【徹底解説】シリコーンバリアで超絶リアルな "剝がし塗装" に挑戦!

先日のMGドム再販、大爆死でした。

どうもお久しぶりです、タイキチです。

 

 

今回は初心者には難しいと思われがちでありながらも、実は非常に簡単でリアルなシリコーンバリアを用いたチッピング(剥がし塗装)について、やり方や、失敗しないためのコツなどを解説していきます。

 

目次

 

シリコーンバリアとは

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シリコーンバリアは主にシリコーン型などに使用される離型剤であり、本来はパーツ複製用のシリコーン型から部品を外しやすくすることを目的として使用されます。

 

シリコーンバリアは性質上、

塗布すると薄く脆い(はがれやすい)膜を形成します。

 

シリコーンバリアチッピングはその性質を利用し

形成された膜の上に塗装を行うことで塗装後に上塗りした塗膜を剥がします。

 

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中身はこのような感じでさらさらした乳白色の液体が入っています。

非常にさらさらとしているため、エアブラシで吹く際も希釈せずに吹き付けることが可能です。

塗膜断面図と必要な作業工程

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今回行う塗装工程は、

下塗り(チッピングで見せる下地の色)

シリコーンバリア

上塗り(本体色)

 

の順で行います。

 

今回行う塗装の断面を図にするとこんな感じ。

シリコーンバリアを塗布することで塗装後にその上の塗膜を剥がせる状態を作っておきます。

実践編

下塗り

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今回はこの技法を使用して、ホワイトオーガーザクを製作してみます。

まずは、塗装を剥がした後に見せたい色を本体に塗装します。

 

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今回は塗装が剥げた後の金属色を見せたいので、黒サフとメカサフを混色した色を全体に吹き、本体ダークグレー部にはクレオス8番シルバーを吹きました。

 

シリコーンバリア吹き付け

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次に下塗りの上にシリコーンバリアを吹いていきます。

シリコーンバリアはさらさらしているため、希釈なしでエアブラシで吹くことが可能です。

今回は全体にまんべんなく、表面が濡れない程度に1層吹きました。

あまり厚塗りするとなかなか乾燥しないですし、ベロっと一気にはがれ、繊細な剥がし作業ができなくなってしまうので注意しましょう。

グラデーション塗装

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次に本体色をグラデーション塗装していきます。

まずは影になる色を塗ります。白が本体色なのでライトグレーを調色して塗装しました。

 

その上からエッジにグレーを残しながら本体色のホワイトを吹いていきます。

今回は隠ぺい力の非常に高いガイアのアルティメットホワイトを使用しました。

塗装完了

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待ちきれずに一足先に胸だけ塗装が剥がされてしまっていますが、塗装工程は以上で完了です!

剥がし作業

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 続いてつまようじで本体色を剥がし、金属地を出していきます。

剥がす際に使用する道具は固くとがったものであれば何でも大丈夫です。

軽い力で塗装がはがれるので、力を入れすぎて下地の金属色まで剥がさないように注意しましょう。

 

剥がし作業完了

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 塗装が剥がし終わった状態です。

作業が楽しくなると剥がしすぎてしまうことが多いので注意しましょう。

 

この後、クリアーコーティングをして塗膜を保護したら、シリコーンバリアを用いたチッピングの作業は一通り終了です。

クリアーコーティングをしても、塗膜を強くこすったりすると色がはがれる場合があるので、丁重に扱ってくださいね。

 

完成写真

 

その後、ウォッシングやウェザリングなどを一通り施すとこんな感じ。

 

 

実際に塗装をはがして塗装の剥がれを再現することで、リアリティと重厚感あふれる表現ができました。

 

みなさんもシリコーンバリアを用いたチッピングに挑戦してみてくださいね。

 

ではまた~