タミヤラッカー徹底分析! 他社塗料や溶剤との互換性は?【タミヤラッカー】
暑すぎて、厚焼き玉子になったわね。
どうもタイキチです。
プラモデルの老舗メーカー
今回はこのタミヤビン入りラッカー塗料は他社溶剤や塗料との互換性があるのかなど、気になる疑問を徹底分析していこうと思います。
目次
タミヤカラーとラッカー系塗料
ラッカー系塗料とは溶剤系アクリル系塗料のことを主に指しますが、
一昔前まではビン入りのラッカー塗料と言えば
Mr.カラーかガイアカラーが主流で、
タミヤはラッカー系塗料はラッカースプレーのみの発売でした。
タミヤでビン入り塗料といえば、アクリル系かエナメル系でしたよね。
しかしながら、ラッカー塗料には
強い皮膜、乾燥の速さ、美しいツヤ
などの長所があります。
タミヤのラッカー系塗料がビン入りで発売されることによって、
我々にはどのような長所があるのでしょうか?
タミヤカラーでラッカーの恩恵を受けることができる
ラッカー塗料は、前述のとおり
非常に乾燥が早く作業性に大変優れています。
また塗膜が頑丈なことから、ハゲや摩耗に強かったり
塗装面を磨き上げることで美しいツヤを出すことができます。
タミヤから発売されているキットの多くは
色がタミヤカラーで指定されていますが、
今まではこれらのキットで、ラッカー系塗料を使いたい場面では、
タミヤのラッカースプレーを使用するか、他社ラッカー系塗料で代用する必要性がありました。
しかしながら、筆塗りやエアブラシ塗装をしたい場面では缶スプレーは不利ですし
他社塗料では色味が微妙に異なったりということがあったわけです。
タミヤの瓶入りラッカー塗料が発売されたことで、
タミヤラッカー塗料の筆塗り、エアブラシ塗装がタミヤカラーで可能となり
タミヤカラーの色をそのままラッカーの恩恵を受けながら塗装できるようになったのです。
ランニングコスト削減
これまでタミヤラッカーはラッカースプレーでしか手に入らず、
また、タミヤラッカースプレー
と他アクリル&エナメル系は色番号が異なっており
一部互換性のない色がありました。
タミヤのカーモデルなどでは一部カラーが
タミヤ缶スプレーの色番号で指定されていることがありました。
しかしながら缶スプレー塗料の値段は高く、
一本当たり600円程度します。
タミヤがビン入りラッカー塗料を発売したことによって、
缶スプレーの色番号が指定されている箇所でも
スプレーを買わず、エアブラシ or 筆塗り塗装 が選択できるようになりましたから
値段の高い缶スプレー塗料を買わないことは
長期的に見れば、かなりのコスト削減につながると言えるでしょう。
タミヤカラー アクリル&エナメル との互換性
色の互換性
タミヤカラーラッカー塗料は、
基本的にはアクリル&エナメル系塗料とは
異なった色のラインナップとなっており、
一部塗料で色の互換性があるようです。
また、タミヤラッカースプレーと
色のラインナップが共通になっているようです。
重ね塗り互換
今回は、タミヤラッカー、エナメル、アクリル
を用意し重ね塗りの実験を行いました。
左が下塗りがラッカー塗料です。
エナメルもアクリルも上塗りは可能なようです。
エナメルだけオレンジの特性上の発色が薄いですが、
滲みや下地塗料の溶けもなくばっちりです。
真ん中が下塗りエナメルです。
ラッカーは下地のエナメル塗料を溶かしてしまいました。
アクリルは上塗りをしても大丈夫なようです。
右が下塗りアクリルです。
ラッカーは下地の青を溶かして紫色になってしまいました。
エナメルは特に問題ないです。
互換表に表すと以下のようになります。
他社ラッカー系塗料及び、溶剤の互換性
他社ラッカー系塗料との互換性
他社のラッカー系塗料と混色はできるのでしょうか?
今回はタミヤカラー オリーブドラブ2 と
Mrカラー 蛍光ピンクを混色してみました。
どうやら問題なく混ざってくれるようです。
Mrカラーとガイアカラーは溶剤の互換性が非常に高いことから、
ガイアカラーも混色が可能かもしれません。
他社ラッカー系溶剤との互換性
タミヤラッカーシンナーと
ガイアカラー NAZCA プロユースシンナーで
エアブラシ塗装&筆塗り塗装を行ってみました。
どちらも塗装面に大きな差はなく、
タミヤラッカーに
ガイアカラーやMr.カラーの溶剤を使用しても問題ないようです。
まとめ
それぞれ存分に活用でき、
特にベースの塗装に最適で
他社ラッカー系塗料との互換性も高く
他社ラッカーと孫色なく使用できるようです。
タミヤ大好きモデラーの方はぜひご使用されることをお勧めします!
ではまた~
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