約40年前の格安プラモデル!昔懐かしハセガワのF15Jの旧キット(凸モールド)をつくる!
全国5億人のモデラーの皆さんこんにちは
タイキチです。
今回は、ハセガワのF15J(旧キット)を制作したいと思います!
約50年前のキットということで、全体が凸モールドだったりしますが、やはりその安さが魅力的なキットでもあります。
今回現用戦闘機は初製作ですが、チャレンジ!
目次
開封
さて今回入手したこのキットですが、
説明書には「PRINTED IN JAPAN 1985」の文字が....
ということは約37年前のキットキットということになりますね。
この令和の時代でも1000円前後で手に入る超お手軽キットです。
このF15Jはマクドネル・ダグラス社(現ボーイング社)のF15をベースとして、三菱重工業が主体となり、ノックダウン・ライセンス生産を行っているもので、
1977年12月に航空自衛隊に配備されてから約40年ほど経過する現在でも、バリバリの現役機として活躍しています。
つまりは、古いキットとあなどるなかれ、まだ空飛んでますよ
ということですね。
パーツ数は比較的少なく、胴体から機首まで一体成型になっています。
そして、航空機ではおなじみの凸モールドでの成型です。
コックピットの製作
まずは、コックピットから製作していきます。
シートに大きな押し出しピンの跡があったため、タミヤのホワイトラッカーパテで埋めておきます。
基本的にインスト通りに組み立てるとこんな感じ。
指定色はエアクラフトグレーでしたが、手持ちにないため、メカサフのヘヴィにブルーを混ぜたもので塗装しています。
全体の接着 & 整形
続いて、製作したコックピットを胴体に挟み込んで、合わせ目を消す必要がある各パーツを接着していきます。
最近タミヤ製ばかり作っていたから、どうしても合わせ目が大きく出るのが気になる...
ということで、合わせ目にポリパテを盛って隙間を消していきます。
凸モールドが消えないように、マスキングテープで周囲を保護して爪楊枝でポリパテを盛っていきます。
パテ使ったのいつぶりだろう。
パテが乾燥したら、240番のペーパーで粗削りし、400番、800番と番手を上げてパテ部分を整形していきます。
凸モールドなのでやすりをあてるとあっというまにモールドが "サヨナラァ" するので、パテ部分周辺はマスキングテープを貼り、極力最低限の範囲にペーパーがあたるよう心がけます。
そしてこのタイミングでキャノピーを接着します。
今回は接着に、模型用セメダインハイグレードを使いました。
この接着剤ははみ出ても水を含ませた綿棒でふき取ることが可能なので、通常致命傷となるクリアパーツでの接着剤のはみだしに気を使わなくてよい部分が便利です。
キャノピーが固定できたら、キャノピーをマスキングしていきます。
1mmの細いマステで輪郭を取りながら、マスキングゾルも併用してマスキングしていきます。
塗装の前段階は以上で終了です!
基本塗装
キャノピー
本塗装に入る前に、キャノピーの枠が一部カッパーで指定されているので、先に塗装しておきます。
後々気づくのですが、ここは塗装よりもハセガワのミラーフィニッシュのカッパーを張り込んだ方が、手軽できれいに仕上がりそうです。
一色目
続いて、ここから迷彩塗装に入っていきます。
写真を撮り忘れていたのでものすごく飛んでしまいますが、
①1000番のサーフェイサーを吹いて、
②ジャーマングレーでパネルラインにシャドーを入れて、
③クレオスの307番でグラデーション塗装を
入れた状態が上の写真です。
ちょっと塗料の濃度が濃かったようで、表面があちこちザラザラになってしまったため、ここらで2000番のサンドペーパーを当てておきます。
二色目
続いて迷彩塗装に入ります。
現用戦闘機の迷彩は、全機工場で作られる関係上、迷彩も全く同じパターンとなります。
フリーハンドでもなんとかなりそうな迷彩ですが、今回は説明書を拡大コピーしたものをベースにマスキングして塗装しようと思います。
さっきの拡大コピーを切り取って、機体に張り付けたものがこんなかんじ。
今回は 暗い色 → 明るい色 で迷彩を塗りましたが、
この順番だとマスキングの紙の面積が小さく、すぐに浮いてきてしまうので逆の方がよかったかもしれません。
ここからクレオスの308番を吹き付けて迷彩を塗っていきます。
機体各部の塗装
脚庫内
脚庫内をガイアのアルティメットホワイトで塗装します。
機体後方無塗装部
次に、機体後部の無塗装のチタン部分を塗装していきます。
まずは下地にMrカラーGXのウイノーブラックを塗装し、上塗りのシルバーがきれいに輝くように下地を作っておきます。
続いて、タミヤのチタンシルバーを細吹きでパネルラインにブラックを残しながら吹いていきます。
実機はここまでギラギラしていませんが、模型ということで雰囲気重視で塗ってみました。
このときブラックをのこすのがポイントです。
イイカンジ。
チタンの焼け表現
最後に、スモークとクリアーオレンジを1:1で混色し、パネルごとに軽く吹き付ければ、高温で変色した焼け感を出すことができます。
楽しくてやりすぎないようにするのがコツです。
給油口
最後に機体中央の給油口を塗れば、基本塗装はいったん終了です。
長かった~お疲れさまでした。
墨入れ 兼 ウェザリング(ウォッシング)
最後にMr.ウェザリングカラーでこげ茶をつくったものを、溶剤で軽く薄めて、全体に軽くウォッシングを施します。
今回は、軽く汚れているぐらいの状態で作りたいので
生乾きになってから、溶剤でかなりしっかり目にふき取っていきます。
ウォッシングまで完了したのが以上の状態です。
現用戦闘機初の塗装にしては結構上出来かもしれませんね。
ここまでくればあともう一息です。
デカール貼り付け
さあここからは地獄の(?)デカール貼りです。
他のスケールモデルでは経験しない量のデカールを貼り付けていきます。
一つ一つのデカールが小さく、入り組んでいるためマークセッターでしっかりと密着させながら貼り付けていきます。
浮いちゃうとかっこ悪いからね....
背面は「踏むな」「押すな」天国。
もう一生分貼りました。
結局、総作業時間4時間かかってすべてのデカールを貼り終えました。
ものすごい達成感である。
デカールを貼り終えたら、デカール保護のために半光沢のクリアーを全体にまんべんなくかけておきます。
小物類の組み立て & 仕上げ
作業の合間合間で、小物類を塗装しておきました。
タイヤの塗り分けには、いつものようにパンチコンパスで丸いマスキングテープを作成し、塗り分けを行いました。
各部品を接着していきます。
脚部は力がかかる部分なので、プラ用接着剤でしっかりと固定します。
武装類も合間で作成し、こちらは塗装面を溶かさない、Gクリアーで接着します。
だいぶ形になってきましたね。
あと一息で完成です。
最後にキャノピーのマスキングをはがし、タミヤのモデリングワックスで艶出しをしておきます。
今回は、途中で若干マスキングが浮いたということと、カッパーの下にしっかりとサフを吹いてしまったため、カッパーの下にサフが見えている状態となってしまいました。
うーんせっかく頑張ったのに.....
ここは次回の反省点ですね。
飛行機はキャノピーが命。はっきりわかんだね。
完成
完成です。
初製作というところと、凸モールドの部分でいろいろ苦労しましたが、なんとか形になりました。
完成写真は後日また撮影してアップする予定です。
みなさんも、ハセガワのf15jに挑戦してみてくださいね。
今回はここまで。
ではまた~
【完成写真】HG ザクⅡ REVIVE ホワイトオーガー
全国5億人のモデラーの皆さん
こんにちは、タイキチです。
今日は、先日のシリコーンバリアチッピングの回で登場した
ホワイトオーガーザクの完成写真編です。
↓製作過程は以下のリンクから
本当はシールドに入るトカゲのマーキングが足りなかったりと少々突っ込みどころもありますが、ぜひ作品の雰囲気を感じながら楽しんでみてもらえればと思います!
以上、みなさんもホワイトオーガー製作してみてくださいね。
ではまた~